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中国琵琶の假指甲(付け爪)の素材と装着方法

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中国琵琶の假指甲(付け爪)の素材と装着方法について

みんがです。
中国琵琶を演奏する時は、右手5本の指に付け爪を付ける必要があります。
その付け爪の事を中国語では、假指甲(jia zhi jia)といいます。
この記事では、假指甲の素材、使用前に必要な準備装着方法など
について説明しています。

ナイロン製・セルロイド製の假指爪

ナイロン製や、セルロイドなど人工の素材で作られた假指爪の見た目は、
多くの場合透明か白濁した半透明です。
うすいオレンジ色やブルーの色がついているものもあります。
セルロイド製の假指爪↴

上の写真を見ると、付け爪の先端部分が鋭利に尖っていますが、
このように購入した時の状態だと、サイズが自分の指に合わなかったり、
先端が尖りすぎていて雑音が出たりするので、少し加工が必要です。

加工方法は、まず自分の指から大幅にはみ出してしまう部分があれば
はさみなどでカットして大きさを合わせます。
大きさの目安ですが、テープで固定する根元の部分は、
自分の爪より手の甲側へ2~3㎜、爪の先端も2~3ミリ長くすると良いです。
中国琵琶爪

大きさを調整したら、紙やすりやネイルケアに使う爪やすりなどで、
付け爪のふちの角がある部分を削って滑らかにしていきます。
紙やすりは、なるべく目の細かいものを使用します。
中国琵琶爪やすり

先端やふちの部分の角をやすりで削りました↴

べっこう製・牛の角製の假指爪

假指爪の種類には、玳瑁(タイマイ)と呼ばれるべっこう(海亀の甲羅)や水牛の角など、
天然の素材で作られた物もあります。

天然の素材の物は、自分で大きさを加工することが難しい為、
初めからサイズを大・小に分けて売っている場合が多いです。
天然の素材の假指爪は、はさみなどで切ると割れてしまう事があるので、
大きさの微調整が必要な場合は、紙やすりなどで削って行います。
下の写真の素材はべっこう製、サイズは小です↴

価格帯は、人工の素材より少し高くなっています。

素材による音質の違い

人工、天然、それぞれに素材によって音質の違いはありますが、
楽器との組み合わせや奏者の好みなどで違うので、
実際に弾いてみて自分の良いと感じるものを選ぶと良いです。

私の感じ方ですが、ナイロン・セルロイド製は天然の素材より、
柔らかい音質になると感じます。雑音も少ないように思います。
素材が柔らかい為、使う度に削れて摩耗していくので、
先端が薄くなってきたら交換する必要があります。

べっこう製や牛の角製は、人工の素材より硬く、音も大きめで、
音質は明瞭に聞こえます。
はっきりと音が出る反面、弦との摩擦で雑音が出やすい場合があります。
雑音が出ないよう力の加減をコントロールできるようになるまでは、
セルロイド製などの人工の素材が使用しやすいかと思います。

假指甲の交換時期

どの素材の假指甲であっても、先端の弦を弾く部分がすり減ってきて、
弾く時の弾力が失われた交換時期です。
先端が減ってくると、だんだんと澄んだ音が出なくなったり、
弦との摩擦の雑音が大きくなります。

假指甲を指に固定する方法

假指甲は右手の親指から小指まで5本全てに装着します。
どの指の爪にどのサイズの付け爪をつけるかは、自分の爪のサイズにあわせて決めます。
新品の假指甲を購入した場合は、ほとんどが親指側から小指になるに従い
小さくなっていくようにパッケージされています。

假指甲を指に固定するためには、伸縮性のないテープを使用します。
中国の楽器店では、假指甲専用のテープも売られていますが、
病院や薬局で売っている医療用のテープでも同じです。
テープの幅は1㎝前後です。
テープの色は、白や肌色が多いですが、最近ではレンボーカラーもあるようです。

テープの長さは自分の指の太さに合わせて決めます。
假指甲を指に巻き付けて指の周囲を2~2周半できるくらいの長さが適切です。
巻き終わりは、爪側で止める場合は正中かやや左寄りの位置、
指の腹側で止める場合は指の腹の正中が適切です。
弦にひっかかったり、隣の指とぶつかってテープが
はがれてしまわないような位置での巻き終わりにします。

一度長さを決めてしまえば、粘着力がなくなってテープを交換する時は、
新しテープは、古いテープと同じ長さに切ればいいので簡単です。

【親指のテープ固定の巻き方】
親指用の假指甲は、尖った部分の先端が正中ではなく左寄りになっています。
他の4つと形状が違いますので注意してつけて下さい。
とがっている先端が3㎜ほど自分の爪より上に出るようにして、
爪にカーブを添わせて固定します。
巻き始める時↴

巻き終わり↴

【人差し指から小指までのテープ固定の巻き方】
親指以外の假指甲は形状は同じですが大きさは違います。
それぞれ自分の爪の大きさにあったサイズのものを付けます。
テープを巻き付けるのは、第一関節の動きを妨げない位置で、
假指甲の先端が2㎜ほど自分の爪より上にいくようにして、
爪のカーブを添わせて固定します。
巻き始める時↴

2周巻きます。
巻き終わり↴

すべて巻いたところ↴

テープの粘着力が弱くなるまでは、テープは何度も繰り返し使う事が出来ます。

中国琵琶の假指甲についてまとめ

中国琵琶の假指甲の、ナイロン製やセルロイド製の人工素材のものと、
べっこうや動物の角など天然素材のものでは音質が違ってきます。

ですが、どの素材であっても、時々音の良くない不良品にあたってしまう事があります。
正直なところ「あたりはずれ」のようなところもあります。
雑音が多い、音量が出ない、音質が悪いなどがあれば、
違うものに取り換えて確認してみた方が良いです。

ひとそれぞれ音質の好みもありますが、初心者のうちはセルロイド製の假指甲が
扱いやすいと思います。

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